多大なストレス、不規則な勤務…と心身の負担が大きい看護師をやめて、憧れのOLに転職したい。
でも看護師から異業種へ転職する場合、どのように進めていけばいいのか分からない、という人も多いのではないでしょうか。
看護師の就活しか経験がないから、なかなか転職する勇気が出ない…
そこで、この記事では看護師から企業OLへ転職する場合の一連の流れを解説します。
実際に看護師1年目で企業へ転職を成功させた筆者の経験も含めて説明していきます。
この記事を読めば、現職で働きながら無駄なく効率的に転職する方法を知ることができますよ。
看護師から企業OLへの転職を悩んでいる人、興味がある人は最後までお読みいただくことで今後の参考になります。
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転職成功までの6ステップ
看護師から企業OLへの転職を成功させるための方法をステップ形式でお伝えします。
新人看護師からオフィスワークという異業種への転職を成功させるためには、計画的で戦略的なアプローチが求められます。
初めての転職でこれからどういった流れで進めていけばいいのか分からないという方は、この流れに沿って準備していきましょう。
転職の流れは以下の6ステップ。
まずは、自分の棚卸しをしましょう。
効率よく進めていくためには必須。
自分の経歴を整理します。随時更新していくことが大切。
書類が整い次第、希望先に応募していきます。
自分を最大限アピールしましょう。
感謝の気持ちをもって計画的に行いましょう。
それでは各作業について詳しく解説していきます。
転職活動を始める前の自己分析
転職を成功させるためには、自己分析が重要です。
自分の強み、興味、スキルを理解することで、どんな仕事が自分に合っているかを見つけることができます。
さっそく、難しそうな作業がでてきた…!!
このプロセスを面倒くさがって飛ばしてしまうと、軸がブレて、結果、時間がかかってしまうよ。
ここは時間をかけてでもしっかりやっておこう。
自己分析は、以下の方法で進めていきましょう。
好きなこと、得意なことを書き出す
自分の経験を振り返る
看護師としての興味のある新しい分野をリストアップ
弱点や改善したい点を考える
自分のでは、ひとつずつ説明していきます。
自分の好きなこと、得意なことを書き出す
まず最初のステップでは、自分が心から楽しめる活動や、特に得意と感じるスキルを挙げていきます。
例)
・誰とでも分け隔てなく、人とのコミュニケーションを楽しめる
・緊急時に冷静に対応する能力がある
ここでいう「スキル」とは、特別なスキルや才能のことではありません。
自分が普段、苦なく自然と行えていること、当たり前のようにしていることで構わないのです。
それらを紙に思いつくだけ書き出してみましょう。
それらが、他の人にはない、あなたの持ち味になります。
この自己評価は、転職先を選ぶ際にどのような環境や職種が自分に適しているかを判断する基準となります。
看護師としての経験を振り返る
ここでは、看護師として経験した具体的な状況や、どのようにしてチーム内で協力してきたかを思い出して書き出しましょう。
例)
・多忙な環境での優先順位の設定
・チームメンバー、他職種との協働
・患者のケア
このような経験が、他の職種でのチームワークや顧客対応に直接活かされる可能性もあり、アピールポイントとなります。
興味のある新しい分野をリストアップ
今後のキャリアで探求したい新しい分野や業界について考えましょう。
例)
・データ分析
・マーケティング
・人事管理
・受付
・秘書
看護師の経験とは異なる分野に挑戦したいと考えても全然問題ありません。
看護師だから看護師の仕事をしなければいけない、なんてことはないよ。
大切なのは「できること」ではなく「やりたいこと」を挙げていくこと。
少しでも興味のあることは書き出していくことで、新しい気付きがあるかもしれませんし、視野が広がるでしょう。
これらの分野に対する興味が、転職活動でどの業界や職種を目指すかを決めるのに役立ちます。
自分の弱点や改善したい点を考える
自己分析では、自分の弱点や改善したい領域を把握しておくことも重要です。
例)
パソコンスキルやプレゼンテーション能力に自信がない
それらのスキルを高めるためのトレーニングや研修が必要だ!
すると、自分がすべきことが自ずと見えてくるでしょう。
このように自分の弱点を克服していくことで、転職先での成功の可能性が高まっていきます。
これらの分析から、看護師から企業OLへの転職を目指す際に、自分自身の能力とキャリアの方向性をよりハッキリさせることができますよ。
自己分析は、転職活動の出発点!
転職エージェント登録、転職サイトの活用
転職活動において、転職エージェント、転職サイトは非常に有効なツール。
これらのツールを活用することで、求人情報を探し、業界の動向や求められるスキルを調査することができます。
下のグラフの統計によると、多くの転職者が転職エージェントを利用して成功を収めていることが分かりますね。
ぜひ、エージェントに登録して、効率よく転職活動をしていきましょう。
ここでは、新人看護師が企業OLへ転職する際に転職エージェントを効果的に活用する方法を4ステップで解説します。
では詳しく見ていきましょう。
適切な転職エージェントの選定
多くの転職エージェントが存在しますが、信頼性が高く、豊富な求人情報を提供するサイトを選びます。
サイトによっては特定の業界に特化していることもありますので、あなたの目指す業界や職種に合ったサイトを選ぶことが重要です。
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プロフィールの詳細な作成
登録後は、プロフィールに看護師としての経験、スキル、資格、転職の動機などを詳細に記入します。
あなたの強みやこれまでの経験をアピールできる内容にすることが重要です。
ここで先ほどの「自己分析」が活かされるね!
求人の検索と応募
転職サイトでは、職種、業界、地域などの条件で求人を絞り込むことができます。
キャリアコンサルタントからおすすめされる案件をチェックするだけで終わってない?
えっっ!ダメなの?
自分でも求人検索を積極的に行うことで、希望に近い案件に出会う確率が上がるよ!
自分のキャリアプランや希望条件に合った求人を見つけ、応募していきましょう。
カウンセラーの利用
多くの転職エージェントでは、キャリアコンサルタントなどの専門のカウンセラーが無料で転職支援サービスを提供しています。
これらのカウンセラーは市場の動向を熟知しており、履歴書や職務経歴書の添削、面接のアドバイスなどを行っています。
専門カウンセラーは転職市場の最新のトレンドや求められるスキルに精通しているため、効率よく転職活動をサポートしてくれます。
ですので、こういったサービスは積極的に利用していきましょう。
転職サイト/エージェントの効果的な活用は、転職活動における成功の鍵!
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履歴書、職務経歴書の作成
転職活動の中でも特に重要なのが履歴書と職務経歴書の作成です。
「履歴書」は分かるけど「職務経歴書」ってなに??
転職活動をしたことがない、という人にとっては”初耳”の人もいることでしょう。
「職務経歴書」と「履歴書」の違いを簡単に説明します。
履歴書 | 職務経歴書 | |
定義 | 基本情報や学歴、職歴を簡潔に記述した文書 | 職歴やスキル、経験を詳細に記述した文書 |
目的 | 転職や就職時に、個人の基本情報を提供する | 転職や就職時に、専門性や経験をアピールする |
内容 | ・個人情報(名前、生年月日、住所、連絡先) ・学歴(通った学校、卒業年度) ・職歴(過去の仕事、役職、期間) | ・職歴(過去の仕事、役職、期間) ・担当業務の詳細(具体的な仕事内容、成果) ・スキルや資格(専門技術、言語能力など) |
これらの文書は、あなたの魅力、つまりキャリアとスキルを相手企業に伝えるツールとなります。
転職時はこの2つの書類の提出が求められるため、あらかじめ準備しておきましょう。
以下は、履歴書と職務経歴書を作成する際のポイントです。
履歴書作成のポイント
① 基本情報の記載
氏名、住所、生年月日、連絡先などの基本情報を正確に記入します。
② 学歴と職歴
学歴は高校卒業以降の情報を記載し、職歴はこれまでの勤務先と期間を明記します。
③ 資格とスキル
看護師資格やその他の資格、特に求められるスキルがあれば記載します。
職務経歴書作成のポイント
① 職務経歴の整理
これまでの仕事の経歴を時系列で整理し、それぞれの職務内容を具体的に記述します。
② 成果と貢献
各職務での具体的な成果や貢献を強調し、どのように業務に取り組んだかを記載します。
③ 転職理由
転職理由は簡潔に、かつ正直に記述します。
体調を崩したなど、印象が悪くなるかな…と不安な場合でも、最後はポジティブな表現を心がけるとよいでしょう。
職務経歴書の作成経験がない人にとっては、いざ書こうと思っても進まないもの。
頑張って作成したとしても、「これで問題ないの?」と不安を抱く人も多いはずです。
そんな時こそ、心強い味方が!
転職エージェントによっては、登録をするとそのサイト内で簡単に職務経歴書を作成できるツールが使えるんです。
各質問に回答していくだけで、その原案をもとにAIがある程度の型で作成してくれます。
その内容を確認し、修正すれば完成!
初心者の私でも、完成度の高い職務経歴書を作成できて転職に成功したよ!
その後、採用されやすいようキャリア担当者が添削してくれるので心強いですよね。
こういった書類作成が不安な方は、一度転職エージェントに登録してみるのをおすすめします!
そんな書類作成の時間すら取れないよ!という方には、看護師専用の代行サービスを利用するのもアリです。
今まで職務経歴書を作成したことがないから、完成形のイメージすら湧かないよね。
自分自身の職務経歴書を作成してもらうことで「こう書けばいいのか!」と、参考にもなるからオススメだよ!
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応募、書類選考
履歴書と職務経歴書の準備が整ったら、興味のある求人に応募し、これらの書類を送ります。
オンラインの求人サイトや転職エージェントの担当者を通じて応募し、書類を提出することも一般的です。
中途採用の場合、新卒に比べて採用率は低いと言われているよ。
めげずに頑張ろう!
ここで、求人を選ぶ際に重要なポイントとなるのが「市場調査」。
転職できたとしても市場規模の小さい業界、衰退していく業界であった場合、将来が不安です。
転職先の選び方として
・今儲かっているのか?
・これから先、儲かる見込みはあるのか?
という視点をもつことです。
企業の場合、売り上げが自身の給与に大きく関わってきます。
ですので、儲かる市場に身を置くことは年収を上げることにも繋がります。
転職先選びで失敗しないためにも、業界の動向、職種の需要、給与の水準などを把握しておこう!
そして応募が完了したら、書類選考、面接へと進んでいきます。
面接
書類選考を通過したあとは、面接となります。
面接でのポイントはこちら↓
・面接に備えて、応募先企業についてリサーチ
・自分の経験やスキルをアピールできるよう準備し、面接時の質問に備える
面接は、あなたが転職先の企業と直接コミュニケーションを取る機会であり、自分をアピールするチャンスでもあります。
面接の成功は、適切な準備と対応によって大きく左右されるのでしっかり準備しておきましょう。
以下に、初めての転職者でも理解しやすい面接の準備と対応の方法を紹介します。
面接の準備
① 企業研究
応募した企業について詳しく調べます。
調べる内容:企業の使命、ビジョン、業界内での立ち位置、文化、最近の成果やプロジェクトなど
利用媒体:企業のウェブサイトやSNS、関連する業界のニュース記事、年次報告書など
② 自己分析
自分の職歴、教育背景、資格、特に強みとなるスキルや経験を詳細に振り返ります。
– どのようにして自分の強みが新しい職種や企業のニーズに応えることができるかを具体的に考えましょう。
③ 模擬面接
友人や家族を相手に模擬面接を行い、質問への回答を練習します。
– 身振り手振りや表情、話し方なども注意!
– 面接官が尋ねそうな質問に対する回答を用意し、その内容を自信を持って話せるようにしましょう。
転職エージェントに登録すると面接対策も受けられるので、ぜひ利用してみよう!
面接当日
① 身だしなみの確認
清潔感のある服装を選び、髪型やアクセサリーも控えめにします。
服装は基本スーツなので、あらかじめ準備しておきましょう。
② 質問への回答
聞かれやすい質問などは、どのように回答するか事前に準備しておきましょう。
経験やスキルを具体例を挙げて説明することが大切です。
看護師としての経験がどのように新しい職種に活かせるかをアピールしましょう。
③ 質問の準備
最後に、「質問はありませんか」と逆質問タイムがあります。
– 企業や職務に関する質問を用意し、積極的に質問することで関心と積極性を示します。
– 職務の詳細、チームの文化、企業の将来的な計画などに関する質問が適しています。
企業への関心度と熱意を示すチャンスともなるので何かしら質問できるよう、準備しておくと安心です。
面接は、自分自身を表現する貴重な機会です。
企業研究、自己分析、そして模擬面接を通じてしっかりと準備し、当日は自信を持って面接に臨めるようにしておきましょう。
退職手続き
転職を決意したら、現在の職場での退職手続きを行う必要があります。
スムーズに退職手続きを進めるためにも、正しい手順を踏むことが重要です。
初めて退職手続きを行う方でも理解しやすいよう、以下にその方法を説明します。
退職手続きの方法
① 退職の意思決定
– 新しい仕事が決まったら、まずは自分自身で退職の意思を固めます。
– 転職先からの正式なオファーを受け取った後に退職の意思を伝えるのが一般的です。
② 退職通知の提出
– 直属の上司に対してまず口頭で退職の意向を伝えます。
– 続いて、退職届や退職願を書面で提出します。通知期間は通常、2週間から1ヶ月前が望ましいです。
就労規約に記載されているので確認しておきましょう。
③ 引き継ぎの準備
– 現在の仕事の引き継ぎ計画を立てます。
– 必要な資料や情報を整理し、後任者または同僚に対して引き継ぎを行います。
④ 最終勤務日の確認
– 退職届を提出した後、人事部や上司と最終勤務日を確認します。
– 最終勤務日までのタスクやスケジュールを整理し、責任を持って業務を完了させます。
⑤ 退職に関する手続き
– 健康保険や年金、税金に関する手続きなどを確認し、必要な書類を準備します。
– 会社から必要な書類(雇用保険の被保険者証など)の受け取りを忘れずに行いましょう。
退職手続きは、現職場との関係を円満に終わらせ、新しいキャリアへの移行をスムーズに行うための重要なステップです。
これらの手続きを丁寧に行うことで、現在の職場との良い関係を維持し、今後のキャリアにおいても良い印象を残すことができるでしょう。
退職時は感謝の気持ちを忘れずに!
Q&A
まとめ
ここまで、新人看護師から企業OLへの転職を成功させるための具体的な転職の流れを紹介してきました。
ここでもう一度ステップ形式で流れを確認しておきましょう。
このステップをしっかりと踏むことで、効率よく看護師から企業OLへの転職を成功させることができます。
ぜひこれらを参考に、自分の新しい道を切り開いていきましょう。
転職は一つの旅。適切な準備と計画があれば、その道のりは確実に進むことができるはず!
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